早生ふじ りんごの品種の解説

りんごの品種名

早生ふじ(わせふじ / Wase Fuji)


収穫時期

「早生ふじ」は、9月下旬から10月上旬に収穫される中生種です。晩生種の「ふじ」が11月収穫なのに対して、ひと足早く市場に登場するのが魅力です。秋のりんごシーズンをいち早く盛り上げ、食卓に「ふじ」系統の味わいを早く届けてくれる品種として親しまれています。保存性はふじほど長くありませんが、冷蔵すれば数週間は美味しさを保てます。


名前の由来

「早生ふじ」という名前は、その名の通り**「ふじ」の枝変わりで、通常より早く収穫できる(早生)」**ことから付けられました。「やたか」「弘前ふじ」など、産地や発見地に由来した枝変わり品種もありますが、総称として「早生ふじ」と呼ばれます。


大きさ(g)

1個あたり300〜350g前後と中玉サイズ。果肉がしっかり詰まっているため、手に取ると重みを感じられます。家庭で食べるのにちょうど良いサイズ感です。


生食、加工、料理

  • 生食:シャキッとした歯ごたえとジューシーさが魅力。酸味が少なく甘みが強いため、そのまま丸かじりやカットフルーツで食べるのがおすすめです。
  • 加工:甘みが豊かで酸味は控えめなため、ジャムやアップルパイにすると少し甘めに仕上がります。ただし果肉がしっかりしているので煮崩れしにくく、スイーツやコンポートにも向きます。
  • 料理:サラダやヨーグルトに加えると、爽やかさと甘みがアクセントになります。軽めの肉料理と合わせても楽しめます。

特徴

味、食感、香りの特長

  • 糖度は14度前後で、しっかりとした甘みを感じられます。
  • 酸味は控えめで、全体的にマイルドな味わい。酸っぱいりんごが苦手な方や子どもに人気があります。
  • 果肉は緻密でシャキシャキとした食感。果汁も豊富でジューシーさを楽しめます。
  • 香りはやや穏やかですが、爽やかで心地よい甘さを引き立てます。

見た目の特徴

  • 果皮は赤色が基調で、縞模様やぼかしが入ることが多いです。
  • 晩生のふじに比べるとやや色づきが早く、全体が明るい赤色になる傾向があります。
  • 果形は丸みを帯びて整っており、見た目にも華やかです。

その他特長

  • 「早生ふじ」は、世界的に有名な「ふじ」の枝変わりとして誕生しました。代表的なものに「やたか」「弘前ふじ」「長ふじ」などがあり、それぞれの地域や特徴ごとに名前が付けられています。
  • 「ふじ」をいち早く味わえることから人気が高く、秋口にスーパーや直売所で多く見かけます。
  • 蜜入りは晩生のふじに比べると少なめですが、甘みの強さとジューシーさで十分に満足できる味わいです。
  • 日本国内だけでなく海外でも栽培され、アジア圏を中心に需要が高まっています。

ポイント
「早生ふじ」は、ふじの美味しさをひと足早く味わえるりんごです。シャキッとした食感とジューシーさ、甘みの強さが特徴で、酸味が少ないため子どもからお年寄りまで食べやすい品種。晩秋の「ふじ」よりも蜜は少ないものの、その分さっぱりとした甘さが魅力です。秋の訪れを感じる季節にいち早く楽しめる「早生ふじ」、店頭で見かけたらぜひ手に取って、旬の味わいを先取りしてみてください。

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