三島ふじ りんごの品種の解説

りんごの品種名

三島ふじ(みしまふじ / Mishima Fuji)


収穫時期

「三島ふじ」は、11月中旬頃に収穫される晩生種です。ふじ系統のりんごの中でも静岡県三島市を中心に栽培されており、**収穫後に冷気でじっくり寝かせる「貯蔵ふじ」**として出荷されることが多いのが特徴です。市場に多く出回るのは12月以降で、お歳暮やお正月の贈答品として人気があります。


名前の由来

名前は、栽培の中心地である静岡県三島市に由来しています。高冷地での栽培が多いりんごですが、温暖な地域である静岡で特別な栽培方法を取り入れて成功したことから、その土地の名前を冠して「三島ふじ」と呼ばれるようになりました。


大きさ(g)

1個あたり350〜400g前後の大玉サイズ。ふじ系らしく形が整い、重量感もあって食べ応え十分です。大きさが安定しているため、箱詰めして贈答用にしても見栄えがします。


生食、加工、料理

  • 生食:甘みと酸味のバランスが良く、蜜入りもしやすいので、そのまま食べるのがおすすめ。シャキシャキの食感と濃厚な味わいを堪能できます。
  • 加工:果肉がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくく、アップルパイやタルトに向いています。甘みと香りが残るので、ジャムやコンポートにも最適です。
  • 料理:チーズやヨーグルトに合わせると、爽やかな甘酸っぱさが引き立ちます。スライスしてサラダに加えると彩りも良くなり、デザート感覚で楽しめます。

特徴

味、食感、香りの特長

  • 糖度は14〜15度前後で、濃厚な甘さと心地よい酸味が調和しています。
  • 蜜が入りやすく、切った断面に黄金色の蜜が見えるとより甘みを強く感じられます。
  • 果肉は緻密でシャキシャキとした食感。噛んだ瞬間に果汁がじゅわっと広がるジューシーさも魅力。
  • 香りはフルーティーで華やか。貯蔵することで香りが一層豊かになります。

見た目の特徴

  • 果皮は鮮やかな赤色で、全体が均一に染まることが多いです。
  • 表面に縞模様が入ることもあり、ふじ系らしい美しさを持ちます。
  • 大玉で丸みのある形が多く、贈答用にぴったりの高級感を漂わせます。

その他特長

  • 「三島ふじ」は、全国的に有名な「ふじ」の中でもブランド化された地域限定の呼び名です。
  • 静岡県三島市は昼夜の寒暖差を活かした栽培に加え、収穫後に「氷温庫」で低温熟成させる貯蔵技術を導入。これにより、糖度が高く酸味とのバランスが取れた高品質なふじが安定的に出荷されています。
  • 年末年始の贈答用として特に人気が高く、他地域のふじより高級品として扱われることもあります。
  • 一般のスーパーよりも、産地直送やお取り寄せギフトで購入されることが多い希少なブランドりんごです。

ポイント
「三島ふじ」は、静岡県三島市の自然と特別な貯蔵技術が育てた高級ブランドふじです。蜜入りの多さ、甘みと酸味の絶妙なバランス、シャキシャキとした歯ごたえ、どれをとっても一級品。年末年始の贈り物として選ばれることが多く、「特別な時に食べたいりんご」として知られています。スーパーで見かけることは少なく、お取り寄せや産直での購入がメインですが、その価値は十分。見た目も味も上質で、りんご好きなら一度は味わっていただきたい逸品です。

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